★皮膚疾患には脂漏性皮膚炎や小児ストロフルス、接触皮膚炎、皮脂欠乏性湿疹など様々ありますが、アトピーはアトピー性皮膚炎と通常呼ばれ、これらの皮膚病と混同してしまうことが多々あるようです。
★アトピーの症状は、湿疹ができ強いかゆみを伴います。主に乳幼児期に発症することが多いようですが、成人になってからも発症し、成人型アトピー性皮膚炎と呼ばれています。年齢が上がると他のアレルギー症状と合併しやすくなるようです。
★幼児の場合は顔面や頭部の皮膚を中心として紅斑または丘疹が見られます。治ったと思っても繰り返し発症することがあり、痒さに耐え切れずつい掻いてしまい、その炎症を悪化させることで原因物質が体内により侵入しやすくなります。
★アトピーではないのにアトピーと思い込み、自己判断でアトピー用の薬を使用しても逆効果になるばかりですので、確かな診断はやはり医者にしてもらうべきでしょう。
★この病気の原因は、遺伝によるものや日常のストレスからくるもの、ダニやカビ、住宅建材に含まれる化学物質等、諸説いろいろあるようです。
★これらのものが源となるアレルゲンとなって体内に入り、アレルギーの症状としてアトピー等になって現れてきます。
★また、生活環境が昔と比べて清潔になり、人間の持つ免疫細胞が、一昔前には反応しなかったものにまで反応するようになってきたとも言われています。
★統計からもアトピーは自然の多い田舎よりも都市部での発症が多く、発展途上国よりも先進国の方が多くなっています。これは家の中ではなく、自然がたくさんある外で過ごす時間を増やすことが大事なのではないでしょうか。
★原因の特定をすることは何の病気においても非常に大事なことです。
★皮膚疾患はどんなものでも掻くことによって炎症を悪化させてはいけません。
★皮膚の炎症には主にステロイド剤が使われ、かゆみ止めとしては抗ヒスタミン剤などを服用します。
★室内ではダニやカビ、ホコリをためにように通風をよくし、こまめに掃除をすることを心がけましょう。
★皮膚を乾燥させることがよくないので、常に保湿することが大切です。
★下着は木綿製品を使用し、新品であれば一度洗濯して使うとよいでしょう。
★洗濯の際の洗濯糊や柔軟剤も原因になっていることがあるので、その使用を一時止めてみて様子を見てみましょう。
★食物に対するアレルギーが関与していると考えられる場合でも、食事制限をすることで効果は期待できますが、成長期の子どもに過度の食事制限を行うと成長障害を起こすこともあるので、医師の監督の基に慎重に行う必要があるでしょう。
★アトピー性皮膚炎の乳児にビオチンを投与したところ、症状が改善する場合があるといった報告もあるようです。 日本ではまだ食品添加物として認められていないので、粉ミルクの中にもビオチンが含まれていません。栄養源を粉ミルクにしか頼ることができない乳児にアトピー性皮膚炎が多い理由がここにあるのではといった意見もあります。